美しい歌 ~好きな歌の訳、解釈、若しくは雰囲気の紹介

好きな歌の訳、解釈、若しくは雰囲気の紹介

Away in a Manger

Away in a Manger


◆飼葉桶の中で◆


飼い葉桶の中、寝床のベッドもなく
小さな主イエスはかわいい頭を寝かせていた
お星さまは空からそれを見下ろして
小さな主イエスは干し草の中で眠っていた


子牛が鳴いて赤ん坊は目を覚ます
でも小さな主イエスは泣きはしない
愛しています、イエス様、お空から見ていて下さい
そして朝になるまで私の枕元にいて下さい


私の近くにいて下さい、イエス様、ここにいてほしいのです
ずっとそばにいて、私を愛していて下さい
総てのかわいい子供たちをあなたの優しい御心で祝福して下さい
そしてあなたとともにいるために、天国へと導いて下さい




Away in a manger, no crib for a bed,
The little Lord Jesus laid down his sweet head.
The stars in the sky looked down where he lay,
The little Lord Jesus asleep in the hay.


The cattle are lowing, the baby awakes,
But little Lord Jesus no crying he makes.
I love Thee, Lord Jesus, look down from the sky
And stay by my cradle til morning is nigh.


Be near me, Lord Jesus, I ask Thee to stay
Close by me forever, and love me, I pray.
Bless all the dear children in thy tender care,
And take us to heaven, to live with Thee there.




マレイ作曲


カークパトリック作曲



※※※

この歌の優しい内容がとても好きです。
特に第2節の後半と、第3節の前半が、まるで愛の歌のように心からイエスを慕う言葉になっているところがロマンチックで気に入っています。


この歌には有名なメロディが2つあります。
1887年にマレイ(James R. Murray)に作曲されたものと、1895年にカークパトリック(William J. Kirkpatrick)によるもので、どちらもよく知られています。
私がこの歌詞の歌を初めて聴いたのは、ジュリー・アンドリュースのクリスマス・アルバムに収められていたもので、スピルマン(J. E. Spillman)の作曲でした。
他の2つほど有名ではありませんが、とても印象深く、今でもこのバージョンが一番好きです。
このバージョンでは、第1節・第2節、第3節・第1節と、最初の節を繰り返して1番と2番の歌詞のようにして歌っていました。


スピルマン作曲のもののピアノ演奏版


同じくスピルマンの合唱版も。
こちらはスペイン語で歌われているようです。(“En la más fría noche”訳:「とても寒い夜に」こちらの歌詞とその意味はまだ調べていません)
そして、メロディも前半のみを使っているようです。