美しい歌 ~好きな歌の訳、解釈、若しくは雰囲気の紹介

好きな歌の訳、解釈、若しくは雰囲気の紹介

卒業写真

卒業写真
(荒井由実, 英語詞:Suzi Kim & Hayley Westenra)



世界が私を落ち込ませると
あの懐かしい皮の表紙の本に手が伸びる
そこでは彼がよく知っている優しい笑顔を見せていて
私はあの頃に戻ってくる


あなたを町で見かけたとき何も言えなかった
人混みの中でもすぐにあなたに目がとまった
あなたの高校時代の写真のイメージがそのままで
私はあの頃の私たちに引き戻された


私を遠くで導く星になって
私は人ごみの中で自分の道がわからなくなってしまった
たまに、ほんのたまにでいいから
あなたのいるところから私の道を照らして



柳は言葉をかけてくれた、ゆらゆら揺れながら
私たちが川辺を手を取り合って歩いているそばで
でもそんな私がよく知っている風景は変わってしまって
もうあの頃を思い出すよすがにはならない


私を遠くで導く星になって
私は人ごみの中で自分の道がわからなくなってしまった
たまに、ほんのたまにでいいから
あなたのいるところから私の道を照らして


あなたのいるところから私の道を照らして


※※※
前回と同じ荒井由実の「卒業写真」を、ヘイリー・ウェステンラが英訳して歌ったものです。
「純〜21歳の出会い」に収録されています。日本限定企画のアルバムだそうで、たぶん英語の題名は特についていないんじゃないかと思います。(私はそのアルバムを持っていないので確認できません)
A. S. A. P.の歌詞に比べて、かなり原曲の内容に忠実です。
同じメロディのところに似たような語句を入れて、詞としての形にも凝っています。(韻はあまり使っていないようですが)

 
上の動画は、2014/8/9にリンクを追加しました。
YouTubeに載せたのは私ではないのですが、どうやら私の訳を使ってらっしゃるようです。