美しい歌 ~好きな歌の訳、解釈、若しくは雰囲気の紹介

好きな歌の訳、解釈、若しくは雰囲気の紹介

涙そうそう

涙そうそう
(森山良子, 英語詞:Suzi Kim)


古いアルバムのページをめくり
1枚1枚に感謝をつぶやく
私の心の奥底であなたがよみがえる
太陽のようにはっきりと、私に会うために


 雨が降る日も陽がさす日でも
 あなたは微笑みで私を守ってくれる
 どんなに遠くへとあなたの思い出が薄れていっても
 あなたの軌跡を見つけたい
 そうすればあなたは現れ、私は涙をこぼすでしょう



夜の一番星に祈る
毎晩あなたはここにいる私を見つけてくれるでしょう
黄昏が近づくにつれ、私は空に目をやる
心をつくしてあなたを探して


 悲しみ、喜びの中、あなたとあなたの微笑みを求める
 あなたが私の様子を感じていることを願って
 あなたのいるところから私が見つけられれば
 きっといつの日か
 あなたにまた会えることを信じている



 雨が降る日も陽のさす日でも
 あなたは微笑みで私を守ってくれる
 でも、あなたの思い出が薄れていくにつれ
 私は寂しくなって、あなたを求める
 あなたが私の心にあり、私は涙に沈む


 あなたが恋しくて、恋しくて
 あなたは私の心にあり、私は涙におぼれる



※※※
森山良子の有名な「涙そうそう」をヘイリー・ウェステンラ(Hayley Westenra)が英語の歌詞で歌ったものです。
日本語の歌は夏川りみの歌でも有名ですね。
英語版の歌は、日本語の歌詞に忠実な訳になっています。
「涙がぽろぽろこぼれる」という意味の「涙(なだ)そうそう」の部分は、「I drown in my own tears (私は自分の涙におぼれる)」となっています。「涙をぽろぽろこぼす」という意味のイディオムだそうですが、涙が溢れて溢れてとまらないという雰囲気がよく出ていると思います。