美しい歌 ~好きな歌の訳、解釈、若しくは雰囲気の紹介

好きな歌の訳、解釈、若しくは雰囲気の紹介

How I Miss My X

How I Miss My X



◆恋しい私のX(エックス)◆




爛漫の春
花の香りが漂う
ああ、恋しい私のX(エックス)


月が空高く輝き
紫色の雲が流れる
ああ、恋しいX(エックス)


思い出が
昨日の夢へとさまよう
友人たちは誰も知らない


私の笑顔の下には
いつでも痛みがあることを
ああ、恋しいX(エックス)


この夕べ
X(エックス)が恋しい


幾度も笑いあったことが懐かしい
他に何もなかったことなど気にならなかった
すべての時が、決して特別素晴らしかったわけじゃない
色んなことで笑いあった
世界は輝く愛に彩られていた
わからなかったわ
あっと言うまにあなたが行ってしまったこと



日々は過ぎて行ったけど
あの思い出たちは決して失せない
ああ、恋しいX(エックス)


時はあまりに速く過ぎゆき
黄金の時は去っていった
ああ、恋しいX(エックス)


心から
ああ、恋しい人…X(エックス)!



<観客の中からXが姿を現す>


X! 大好きなX! あなたなの
どこにいたのよ
あなたを必死で探していたのよ
私を置いていくんだもの
どうして置いていってしまったの?
私のことはもう好きじゃないの?
好きなの!?
もう行かないで
ここにいてちょうだい
あなたの小さな緑の鼻が好きよ
あなたの小さな目も好き
あなたのバッテンの形も好き
愛してる、愛してるわ、X
もう置いていかないでね
キスしてちょうだい…





※※※
英語でex(アルファベットのXと同じ発音)で、「元の夫/妻」「別れた恋人」という意味です。
この歌はそのexとXをかけて、「昔の恋人が恋しい」…と思いきや、アルファベットのXそのものという歌詞になっているのです。


1980年代のセサミストリートで放送された曲で、「本日のアルファベット:X」の日に使われたものでした。
当時のセサミでは、各界からゲストを呼んで、子供も向けのパフォーマンスをしていました。
これは、パティ・ラベルによるものです。


※古い作品なので、作詞者名がわかりませんでした。判明したら追記します。