美しい歌 ~好きな歌の訳、解釈、若しくは雰囲気の紹介

好きな歌の訳、解釈、若しくは雰囲気の紹介

I Knew Love

I Knew Love
(Nanci Griffith)


◆私は愛を知っていた◆



私は愛を知っていた
その頃、愛は永遠に意味を持つものだった
分かち合った思いは傷つけることはなく
交わされた約束は破られることはなかった
その頃、愛は
ただの言葉なんかじゃなかった


私は時を知っていた
あなたに希望があった頃
あなたはそうしようと思えば、何でもうまくいった
その頃は、人生とは二人の人間が共に分かち合うものだった
その頃、愛は
ただの言葉なんかじゃなかった



私は愛を知っていた
その頃は信じることができた
愛は世界で一番大きな力であると
その頃、愛は
ただの言葉なんかじゃなかった



私は心を知っていた
その頃、心は何もかもを簡単にしてくれた
悲しい別れなど滅多に聞くものではなかった
あなたの別れを告げるこの手紙を読もうなどと思いもしなかった
その頃、愛は
ただの言葉なんかじゃなかった


☆繰り返し


愛がただの言葉ではなかった頃には
私は愛を知っていた




※※※

ナンシー・グリフィス(Nanci Griffith)がこんなベタなラブソングを歌っていることを知ったとき、意外に思ったものです。
(他にもあることはあるのですがね)
この人は、「過去になった恋」や、「具体的なシチュエーションがある場面」を歌うことが多いように思っていたので。
でも、この歌も、別れを告げられた恋という普遍的な内容で、胸がじんとしてきます。