美しい歌 ~好きな歌の訳、解釈、若しくは雰囲気の紹介

好きな歌の訳、解釈、若しくは雰囲気の紹介

Maybe Tomorrow

Maybe Tomorrow
(Nanci Griffith & Harlan Howard)


◆たぶん明日には◆



たぶん明日には
新しい出会いがあるわ
たぶん明日には
あなたへのこの思いも忘れられる
時間は心を優しく癒す
昔からそう言うわ
そうね、きっと明日
でも今日ではないんだ


たぶん明日には
また人生の意味がわかるわ
明日になれば
また胸を張れるようになるかも
角を曲がれば運命の人が
出会いがいつかはわからない
もしかしたら明日かも
でも今日ではないんだ



いつか目覚めればゴージャスな朝
涙の陰には
笑顔がまってる
いつかまた頼れる友と言ってもらえる日がくるわ
記憶にとどめておきましょう
こんな時もあるわよね


(★くりかえし)


そうね、きっと明日
でも今日ではないんだ




※※※
読み方によってポジティブにもネガティブにも読める詩です。
「今日は無理だけど、明日にはきっと」という前向きな気持ちにも「明日かもしれないけど、ともかく今日じゃないんだ」と落ち込むか。
私の解釈は少し落ちこんでいる感じです。それを明るい曲調で歌っているのかな、と。


この曲を聴いて思い出すのは、カーペンターズCarpenters)のオンリー・イエスタデイ(Only Yesterday)です。
こちらは「あなたに出会えて昨日までの涙にさよなら」という内容で、いわばMaybe Tomorrowの明日が訪れた歌です。
幸せでいっぱいの状況より、悩んでいることを歌うところがナンシー・グリフィスらしいな、と思います。