美しい歌 ~好きな歌の訳、解釈、若しくは雰囲気の紹介

好きな歌の訳、解釈、若しくは雰囲気の紹介

Yesterday Once More

Yesterday Once More
(Richard Carpenter, John Bettis)


◆昨日がふたたび◆



若い頃よくラジオを聞いて
好きな歌がかかるのを待っていた
その曲がかかると一緒に歌って
笑顔になったりした
こんな幸せなときはそんなに昔のことじゃないけど
どこかへ行ってしまったのかと思っていた
だけどそれも戻ってきた
まるでしばらく離れていた友人みたいに
私が大好きだった歌が全部


シャラララや、ウォウウォウという歌詞は今も輝いている
シンガリガリングっていう歌い始めも
素敵
2人が別れることになって
彼が彼女を傷つけるところでは
昔みたいに涙が溢れてくる
あの日が戻ってきたみたい



月日がどんな風に過ぎたか振り返り
私が過ごしていた日々が楽しすぎて
今が少しばかり悲しく思える。色んなことが変わってしまったから
私がよく歌っていたのはラブソング
歌詞の言葉一つ一つを覚えていた
そんな懐かしいメロディーは
今でも心地よく響いて
この年月をとかしていくみたい


シャラララや、ウォウウォウという歌詞は今も輝いている
シンガリガリングっていう歌い始めも
素敵
最高の思い出たちが全部
くっきりとよみがえってくる
中にはあの頃と同じように涙がこぼれてくることも
あの日がもどってきたみたい




※※※

今更新たに訳をしなくてもいいくらい、よく知られた歌ですね。
でも、これだけのスタンダードになるというのもよくわかる本当にいい歌だと思います。
この歌詞の語り手の気持ちになってみると…この歌詞の言葉の1つ1つが、本当に身にしみて感じられます。


ほとんど忘れかけていた過去のもの。
ふと心によみがえり、あのときの気持ちが湧き上がり、あの頃のできごともありありと思い出され、何もかもが変わった今との違いを寂しく感じる…。


飾らない言葉だけに、シンプルにストレートに響いてくる歌詞で、大好きです。